読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

足場倒壊・事故のニュース

足場の倒壊や事故などのネットニュースをまとめています

転落防止措置なし最多、建設現場49%違反

 佐賀県内の建設工事現場の49・1%で労働安全衛生法違反が確認されたことが、佐賀労働局が昨年12月に実施した一斉監督指導の集計で分かった。前年より12・6ポイント下回ったものの、転落防止措置を講じていないケースが依然として目立つなど、佐賀労働局は「違反状態が高止まりしている」として、改善に向けたパトロールなどを強化する。

 違反は、114カ所の現場のうち56カ所で確認された。足場や作業床で転落防止措置をとっていないケースが40件で最も多かった。資格を持った人員を配置していない管理体制の不備や、ヘルメットの非着用、重機との接触防止策を講じていない現場もあった。公共工事は75カ所のうち31カ所、民間工事は37カ所のうち24カ所で違反があった。

 違反が確認された現場では、労働局職員が文書で改善を指導した。転落防止柵の不備など、特に事故の危険性が高い16カ所に対しては作業停止命令を出し、改善を確認した後に解除した。担当者は「安全パトロールや啓発活動を強化し、労働災害の減少に努めたい」と話している。

 2015年の県内建設業の労働災害死傷者数(休業4日以上)は179人で、過去10年では06年の190人に次ぐ3番目の多さとなった。労働局によると、工事件数の増加に伴う人手不足などで、経験が浅い労働者が増えたことが一因と考えられるという。

転落防止措置なし最多、建設現場49%違反|佐賀新聞LiVE